つづき
○吐魯蕃(トルファン)○
敦煌から新幹線で吐魯蕃に移動します。4時間くらい?だったかな…?蘭州→敦煌よりは随分近かった気がします。
車内販売の卵スープを食べました。薄味でおいしい。
吐魯蕃からはウイグル自治区になるので鉄道の駅を出るときに手荷物検査とか身分確認のゲートがありました。ウイグル人はここで入域の証跡が取られてるようでした。
日本人(というかウイグル人以外はそうっぽい)はパスポートの入国日を確認されただけで終わりました。
迎えに来てくれてたドライバーさんと合流して、市街地へ!
結構走ったっぽくて、着いた頃には日が暮れていました。鉄道の駅が市街地からめちゃくちゃ離れてることに慣れてきつつある…
大きい道路が多かったです。歩道の街灯は少なくて共産党の標語がそこらじゅうに掲げられていて、そして何よりライフル的な銃を持った警察がうようよいてだいぶ怖かったです。キビキビと歩きました。
この日はちょっと散歩してレストランでご飯を食べただけですが、ホテルとかレストランに入るたびに手荷物検査があってぴりっとしました。手荷物検査は警察が行ってました。
数年前に吐魯蕃でテロがあったときから厳しくなったそうで、ある程度の規模以上の商業施設にはゲートを設けることが義務付け?推奨?されてるとか(ガイドさんに教えてもらったのにうろ覚え…)。
吐魯蕃に着いた次の日はガイドさんとドライバーさんに付いてもらって1日吐魯蕃ツアーをしました。
高昌故城
漢の時代から約1000年、各時代の都として栄えてたらしい。
でも2014年に世界遺産に登録されるまでは近隣の人は「なんか変な形の岩がいっぱいある公園」としか思っていなかったそうで、子供が石で絵を掘ったりしちゃってたらしいです。
火焔山
ここでもラクダに乗れたのですかさず乗りました。敦煌のラクダより大きくて急斜面を登っていくのでちょっと怖かったけど一面赤い大地が広がっていて「ずっとここにいたい!!!!」ってずっと言ってました。敦煌の砂漠が金色で、こっちは赤色って感じ。
上の写真はJeepが砂埃をわざと立てながら走りまくってるところです。そういうアトラクションらしいです。
アスターナ古墳群
交河故城
もともとはもっと前から城下町的に築かれてたそうですが、現存しているのは唐代以降に築かれたものらしい。街全体が地面を掘って作られている不思議な構造。
寺院エリアに建っていた何かの塔。ほとんど見えませんが窪みに仏様が描かれています。この部分は修復なしの当時のままらしい。すごい!!!!!
ベゼクリク千仏洞
敦煌の莫高窟のように、崖をくり抜いたたくさんの窟に仏教画が描かれています。内部は全面撮影禁止でした。
ここも、口コミでは「色が薄くなっていてほとんど見えない」みたいなことが言われてたんですが、統治者が変わるたびに、つまりイスラム教と仏教が入れ替わるたびに壁画が傷つけられたり、文革の騒乱のなかで黒塗りにされたりした結果だという説明を聞くと今の状態の壁画を見られたことにありがたみを感じました。
吐魯蕃はフルーツ(特にぶどう)が有名だそうで、そこらじゅうにぶどうを干すための蔵がありました。
晩ごはんでワインと干しぶどうと生(?)ぶどうをいただきました。めっちゃ甘くておいしかったです。
1日吐魯蕃をめぐって思ったのは
- ガイドさんなしでは遺跡観光は無理(敦煌に引き続き)
観光地の回り方(有料カートに乗らないと回りきれないなど)が複雑すぎるし見たいところを全部見ようとすると結構きちんとルートを組み立てないといけない、あとガイドさんが紹介してくれるごはんやさんがめちゃくちゃ美味しい - ウイグル人への締め付けが想像以上
建物に入るとき、村を出入りするときなどに逐一顔を見られて(車に乗ってたら窓全開にさせられる)、ウイグル人の顔なら身分証チェック、それ以外はスルーまたは簡単な手荷物検査のみ - ごはんおいしい、吐魯蕃料理屋さんを日本に作って欲しい
スパイシーな味付けがされた柔らかい羊肉を週3で食べたい - 3泊くらいして市街地観光ももうちょっとしたかったかも
次はウルムチに向かいます!
(2/3追記:写真見返してたら吐魯蕃もうちょっと書きたくなったので 次も吐魯蕃!)